「タロットを始めたいけど、どのカードを選べばいいの?」タロット入門で最初の壁は「デッキ選び」です。検索すると無数の種類が出てきて、どれが自分に合うかわからない……という経験をされている方は多いでしょう。
この記事では、タロット初心者が迷わないデッキの選び方と、主要なデッキタイプの特徴を解説します。
タロットカードの基本構成
まずタロットカードの基本を確認しましょう。
標準的なタロットデッキは78枚で構成されます。
- 大アルカナ(メジャーアルカナ):22枚(愚者〜世界)人生の大きなテーマ・魂の旅を表す
- 小アルカナ(マイナーアルカナ):56枚(ワンド・カップ・ソード・ペンタクルの4スートそれぞれ14枚)日常的なテーマを表す
タロットの3大系統
タロットには大きく分けて3つの系統があります。
1. ライダーウェイト系(最も入門向け)
特徴:
- 小アルカナのすべての札に絵が描かれている(正位置・逆位置が直感的に読める)
- イラストが豊かで感情移入しやすい
- 世界中で最も普及している系統
- 参考書・教材が最も多い
代表デッキ:
- ライダーウェイトタロット(オリジナル):1909年制作。クラシックな絵柄
- ユニバーサルタロット:ライダーウェイトを現代的に描き直したバージョン
- Smith-Waite Centennial:ライダーウェイトのビンテージ風復刻版
こんな人に向いている: タロット初心者全般、英語の参考書を活用したい人、スタンダードを学びたい人
2. トート・タロット系(中〜上級者向け)
特徴:
- カバリスト・アレイスター・クロウリーが設計した占星術・カバラとの深い結びつき
- 象徴体系が複雑で学術的
- 小アルカナには絵よりシンボルが中心
- 直感よりも体系的な学習が必要
代表デッキ:
- トートタロット(クロウリー/フリーダ・ハリス)
こんな人に向いている: 占星術・カバラを深く学びたい上級者
3. マルセイユ・タロット系(歴史・直感型)
特徴:
- 16〜17世紀のフランスで発展した伝統的タロット
- 小アルカナは数字とシンボルのみ(絵なし)
- 直感・瞑想的な使い方が中心
- シンプルでミニマルな美しさ
代表デッキ:
- Tarot de Marseille(マルセイユタロット各種版)
こんな人に向いている: 歴史的・伝統的なタロットに興味がある人、直感で読むスタイルの人
初心者に特におすすめのデッキ5選
① ライダーウェイトタロット
最もスタンダードなデッキ。参考書・解説サイト・YouTube教材が世界中にあり、学習リソースが豊富。「まずタロットを学ぶ」なら迷わずこれ。
価格帯: 2,000〜4,000円程度
② The Light Seer's Tarot(ライトシアーズタロット)
多様な人種・体型のキャラクターが登場し、現代的で温かみのある絵柄。ライダーウェイト準拠なので学びやすく、「直感で感じる」読み方がしやすい。英語デッキだが絵柄で読める。
価格帯: 3,500〜5,000円程度
③ Everyday Witch Tarot(エブリデイウィッチタロット)
魔女キャラクターが登場するユーモラスでかわいいデッキ。ライダーウェイト準拠で、絵柄が明るく初心者でも取り組みやすい。
価格帯: 3,000〜4,500円程度
④ 日本語タロット(各種)
日本語で解説が書かれたデッキも多数あります。日本語の解説テキスト付きのため、英語が苦手な初心者に特におすすめです。
⑤ The Wild Unknown Tarot(ワイルドアンノウンタロット)
動物・自然をモチーフにしたアートデッキ。絵柄が独特で美しく、直感で感じる読み方が身につく。ライダーウェイト準拠だが解釈の余地が広い。
価格帯: 4,000〜6,000円程度
デッキを選ぶ3つの基準
基準1: 絵柄への直感的な「好き」を信じる
「これを使いたい」という感覚が最も重要です。どれだけ「学習に向いている」デッキでも、絵柄が好きになれなければ続きません。
実物を手に取れるなら(占い専門店・大型書店など)、カードを広げて「一緒に過ごせるか」を感じてみましょう。
基準2: 初心者は「ライダーウェイト準拠」を選ぶ
ライダーウェイト準拠のデッキを選んでおくと、参考書や解説サイトの意味がそのまま参考にでき、学習効率が格段に上がります。
基準3: 価格よりも「長く使えるか」を優先
タロットカードは一生ものの道具です。多少高くても「このデッキと長く付き合いたい」と感じるものを選んだ方が、結果的に満足度が高くなります。
デッキが届いたら最初にすること
①浄化する
新しいカードには製造・流通の過程でのエネルギーがついています。使い始める前に浄化しましょう。
- 香の煙:お香やセージの煙をデッキ全体に通す
- 月光浴:満月の夜、窓辺に置いて月の光を当てる
- クリアクォーツ:デッキの上に透明水晶を置いて24時間置く
②カードを全部見る
シャッフルする前に78枚すべてを順番に見て、「あなたの雰囲気を教えてください」と語りかけるように眺めましょう。
③自己紹介のスプレッドをする
新しいデッキへの「自己紹介」として、3〜5枚のスプレッドを引き、このデッキがどんなエネルギーを持つかを感じましょう。
デッキは複数持っていい?
答えは「もちろんOK」。多くのタロット実践者は複数のデッキを持っています。
- 恋愛リーディング用・仕事用・日常用など用途で使い分ける
- 気分・季節・テーマによってデッキを変える
ただし、最初の1枚は「この1枚をじっくり使い込む」という姿勢の方が上達します。
よくある疑問
Q: 誰かからもらったデッキは使っていいの? A: 浄化してから使えばOKです。ただし、タロットは「自分で選ぶ」ことにも意味があるとされるため、最初の1枚は自分で選ぶのが理想的です。
Q: 安いデッキでも占いの精度は変わらない? A: 精度はリーダー(使う人)の直感力によるため、価格との関係は薄いです。ただし、品質の良いカードの方が手触り・耐久性が優れ、長く使えます。
Q: デッキはどこで購入できる? A: 占い専門店・スピリチュアルショップ・大型書店・オンラインショップで購入できます。実物を見たい場合は専門店、種類を比較したい場合はオンラインがおすすめです。
まとめ
タロットのデッキ選びは、「正解」ではなく「縁」です。
スペックや評判より、あなたの直感が「これだ」と感じるデッキを選ぶことが、長く使い続ける最大のポイントです。
まずは「ライダーウェイト準拠」で「絵柄が好き」なデッキを1枚選んで、毎日少しずつ対話を重ねていきましょう。タロットはあなたの内なる声を映す鏡です。
